26日(金)。燃夏‼ 所用で午後3時ごろ、最も暑い時間帯に西荻まで帰り着く。帰宅する気にもならないので、久しぶりにこの喫茶店で涼む。
西荻に住んで以来ずっとここの常連。杉並区・西荻窪にある喫茶・
グレース。
12~3年ぐらい前まではグレースでは喫煙オッケ。ところが、全面禁煙になったので行くのを止していた。そして私自身が禁煙に成功し、またまた再度、ここに出没し始める。
喫茶店のカテゴリーでいえば、紅茶主体の手作りケーキを供すTea House、ね。
ときにはオーナーのマダムが。そしてエプロン姿の店員お姐さん方が常時、ケーキをレジ脇のキッチンで製作している。
JR西荻窪駅南口から一歩、入り込んだ住宅街の一角に所在。
客層は圧倒的に西荻近隣のマダムから子マダム系に至るご婦人、そして、近隣の東女(とんじょ=東京女子大)の妙齢女子連。そこから推察できるだろうが、雰囲気はフェミニンでお上品。ときどき私みたいな正体不明のどうも堅気には見えなさそうな男たちが常連で数人、いる。
よくお見かけする角切り頭のちょいといなせな常連のオジさんが、ふと覗いたCATVの落語番組で『野ざらし』なぞを高座で語っていらしたのにはいや、驚いたわネ。
おそらく喫茶店の気分の良し悪しは、外光がどこまで室内にとどくかによる? 大きくとった二面の窓から差す外光も明るく、その意味ではこのお店、申し分なし。
さほど広くないスペースの入り口からの右半分、通りに面した大きな円卓席。客は思い思いに円卓の好きな場所に座り、注文を満喫する。奥は二人掛け、四人掛けテーブルに…。
窓際をいつも大振りのいけばなが飾り、点景というか、アクセントになっている(本日は百合の花…)。
私は円卓席の端っこが私はお気に入り。午後、広い窓から差す陽の移ろいに眼をやりながら、「喫煙」時代当時は、書き物や仕事先向けの手仕事をするのが日課だった。夜の買い物まで、昼下がりの一服を愉しむ。注文は抹茶タルト(¥470)とブレンド・コーヒー(¥477)。
ここはね、シフォン系のケーキ(¥450~470)が、弾力とそこはかとした甘味で美味い。そして、ロイヤル・ミルク・ティー(¥577)の紅茶ベースとミルクの按配が絶妙でね、これはお試しあれ。
人気はなんといっても「イチゴのショートケーキ」。一個がけっこう巨大で、よくハケているみたい。
本日はコーヒーだったので印し忘れそうだった。紅茶セットの陶器類も白系で統一され、さりげなくお洒落。こういう点がフェミニンな人気の秘密なのかも。いけばなも、あとからボディブローのようにそこに“あった”という印象が効いてくる。
“さりげない”って要素は、お店づくりにはけっこう大事なのネ、たぶん。
休日=日曜・祝日。11時~21時
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